お問い合わせ・受付時間 平日(月~金)10:00~17:00
人はみな終生健康でありたいと願うものですが、最近の社会状況下においては、その健康が絶えず脅かされた状態にあるといえるのではないでしょうか。
これから、社会の担い手となる若い世代の人々が、真に命と向かい合い、健康を見つめ直すことは急務であると考えます。そのような中で、看護としての援助者を志すことは大変意義深いものでありますが、同時に、この上ない責任と厳しさがあります。
近年、医療の高度化はますます進み、質の高い看護専門職養成の必要性が論じられております。一方で、看護専門職の人材不足は深刻で、医療機関における大きな問題となっております、本学は、こうした時代の要請に応え、地域の医療に貢献できる人材の育成を目指し、平成6年に開学いたしました。
将来、看護の専門職となるためには、自ら健康で感性豊かな人間性を養い、変動する社会に対応し得るだけの弛まぬ学びが必項となります本学は、人と人との関わりを大切に、常に向上心を持って看護に携わることのできる看護のスペシャリストの育成を目指しています。
本校は、多様化する地域社会に貢献できる看護師の育成を目指し、地域医療・保健活動に必要な「実学」を重視した教育を行う。そのために必要な専門的知識・技術を教授し、科学的根拠に基づいた看護の実践に必要な臨床判断を行うための基礎的能力を養う。また、看護の根底に流れる生命の尊厳と人間愛を基盤とした感性豊かな人間性を養う。
校章は、山王の頭文宇「S」をデザイン化したもの。 2つのパートをつないで、看護の根底に流れる生命を大切にする気持ちを象徴しています。また太い絆と柔らかい心の結び付きを、ひと筆書きでシンボリック化し、生涯に渡って優しさと思いやりを忘れないでほしいという願いも込め本校の精神を伝えています。
正面玄関前の広場中央に、一本の樹があります。本学の卒業生が増え、楠に負けないぐらいの強いネットワークができるようにという願いを込め、開校時に植えたものです。とても小さな樹でしたが、今では、大きく立派な樹に成長しました。この楠と同様、本学から巣立っていった学生たちも数多くなり、看護の現場で活躍しています。