すべての人に対する深い愛を、優しさを、そして、すべての人からの篤い信頼を

 本校は、1994年に開校しました。既に多くの卒業生が、医療の現場で生命と向き合う尊い仕事に携わっています。看護師はどのような状況にあっても、常に求められることは、悩める人の立場に立った暖かい優しい心と、医学・看護学の知識を基にした職業人としての信頼感です。この人に支えられれば病気に勝てる、辛い時でも寄り添ってもらえると思われるような存在、また共に働く医療チームの人々から、この人なら力を合わせて患者さんを支えられる、そう思ってもらえるような信頼関係が重要だと思います。
 医療法人翠明会山王病院は1980年創設以来、広い地域の方々に高い評価をいただいている総合病院です。卒業生たちは山王病院で、医療の最先端を肌で感じながら、誇りと責任感持って仕事に励んでおります。また、高齢者の社会福祉施設も山王病院と有機的な連携を図りながら、地域社会の福祉に大きく貢献しています。
 コロナ禍や少子・高齢化、またITの発達などによりますます複雑化し、高度化する看護の現場ですが、本校には高い志を持ち、看護に従事しようと希望に燃える人をあらゆる側面からバックアップする体制が整っております。近年では社会人経験のある入学者も増加しています。実社会を経験してのち看護師を志した、かつて看護師の道を断念したが初志を貫徹しようと決意した人たちも本校では大歓迎です。
優しい心と、信頼感を備えた看護の実践者を目指す方々を心から歓迎いたします。
山王看護専門学校で貴方の未来の第1歩を! ともに歩みましょう。

建学の精神

 人はみな終生健康でありたいと願うものですが、最近の社会状況下においては、その健康が絶えず脅かされた状態にあるといえるのではないでしょうか。
 これから、社会の担い手となる若い世代の人々が、真に命と向かい合い、健康を見つめ直すことは急務であると考えます。そのような中で、看護としての援助者を志すことは大変意義深いものでありますが、同時に、この上ない責任と厳しさがあります。
 近年、医療の高度化はますます進み、質の高い看護専門職養成の必要性が論じられております。一方で、看護専門職の人材不足は深刻で、医療機関における大きな問題となっております、本学は、こうした時代の要請に応え、地域の医療に貢献できる人材の育成を目指し、平成6年に開学いたしました。
 将来、看護の専門職となるためには、自ら健康で感性豊かな人間性を養い、変動する社会に対応し得るだけの弛まぬ学びが必項となります本学は、人と人との関わりを大切に、常に向上心を持って看護に携わることのできる看護のスペシャリストの育成を目指しています。

教育理念 夢を見ることが夢を果たすこと

 本校は、多様化する地域社会に貢献できる看護師の育成を目指し、地域医療・保健活動に必要な「実学」を重視した教育を行う。そのために必要な専門的知識・技術を教授し、科学的根拠に基づいた看護の実践に必要な臨床判断を行うための基礎的能力を養う。また、看護の根底に流れる生命の尊厳と人間愛を基盤とした感性豊かな人間性を養う。

校章 HEART TO HEART

SNCロゴマーク

 校章は、山王の頭文宇「S」をデザイン化したもの。 2つのパートをつないで、看護の根底に流れる生命を大切にする気持ちを象徴しています。また太い絆と柔らかい心の結び付きを、ひと筆書きでシンボリック化し、生涯に渡って優しさと思いやりを忘れないでほしいという願いも込め本校の精神を伝えています。

楠に託された願い

楠

 正面玄関前の広場中央に、一本の樹があります。本学の卒業生が増え、楠に負けないぐらいの強いネットワークができるようにという願いを込め、開校時に植えたものです。とても小さな樹でしたが、今では、大きく立派な樹に成長しました。この楠と同様、本学から巣立っていった学生たちも数多くなり、看護の現場で活躍しています。

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